p36 より引用

私が愛する人たち、私を愛してくれる人たちがいなかったらなら、宇宙はうつろな世界だっただろう。その人たちがいなかったら、私にとって宇宙の不思議は失われていたにちがいない。

最後に言いたいのは、基本粒子の集まりに過ぎない私たち人間が自分たち自身を支配する、そしてまた私たちのこの宇宙を支配する法則を理解できるようになりたいという事実は偉大な功績だということだ。

私は本書に取り上げたビッグ・クエスチョンを考えると胸が躍るし、それらを探求することに情熱を傾けている。その興奮をみなさんに伝えたいのだ。

いつの日かここにあげるすべての問いに対して、答えが見つけられることを私は願っている。しかし地球上には、これら以外にも大きな問題が、考えなければならないビッグ・クエスチョンがある。それらの問題に対して、答えを見つけるためには、科学を理解し、興味を持って解決に向けて力を注ぐ、新しい時代が必要となるだろう。

過剰に増え続ける人口に、どうすれば食料を供給できるだろう?清潔な水を供給し、再生可能なエネルギーを作り出し、病気を予防し、さらに治癒させる。地球規模の気候変動が進むペースを落とすことはできるだろうか。私は科学とテクノロジーが、これらの問いに答えを与えてくれることを望んでいる。

そうして得られた答えを実際に応用するためには、知識と理解のある人間が必要となるだろう。

世界じゅうすべての人が、健康で安全な生活を送れるように機会を与えられ、愛に満たされるように力を合わせようではないか。

勇気を持とう。知りたがりになろう。確固たる意思を持とう。そして困難を乗り越えてほしい。それはできることなのだから。