宇宙間の謎は既に説かれ終わっている
釈迦牟尼佛世尊を自覚された教主先生によって
千日の修行を 三度は されたのだったろうか
戦争の頃には 八木博士のレーダーの採用を 何度も軍部に進言した
しかし 聞く耳はなかった いつまでも 敵機来襲だった
採用したのは アメリカだった それで 制空権を取った 勝敗は決せられた
別に あの戦争は 勝たなくて良かった 神風は吹かなかった
何故か ペリー来航に乗じた 下級精神による革命 明治の帰結だったからだ
本来古来卑弥呼の系譜邪馬台国大和正統日本を裏切った 吹くわけがない
そして 正統大和日本は 眠れる森の美女の如く 眠らされていたのだった
この度 糸車の針が 抜かれた 天の岩戸が 開かれた その過程に過ぎなかった
さて 教主先生は 法華経の中の 妙法華経 という文字に気づいていた
それが 日蓮の三秘密であることも
そして いつか その謎が開示されると 待っていた
しかし いつまでも それを明らかにするものは 出なかった
そして 霊界からの教えにより その役は 自分であることに気づかれた
それを確信されて 昭和29年11月11日 午前11時 に 顕説 された
真実の仏法が 現れた瞬間だった
信じられないもののために 多宝仏塔も 涌現して 証明するのだった
御経典と 説と 現実が 一致する 真実の教えが 始まった
今 佛所耆闍崛山道場から 帰ってきたところである 御法妙を頼まれて贈ってきた
呉に着くと 雨は 小降りになっていた いつもの港に出てみた
アオサギの一声があった 遠くで製鋼所が 茜色の空となった
煙突からは 青い炎であった
いつもより 長い 茜色の空の パノラマだった まるで ターナーの絵のようである
呉市中央公園に 噴水がある そばを通ると いつも 反応するかのように思われる
また 華魂碑がある その裏にある シンジュの木は何か
教主先生は まさか 自分がその役とは 思わなかった
私も そうである まさか 時代を変えるだけの力があったとは 思わなかった
きっと 馬鹿馬鹿しい夢 あるいは 錯覚 なのだろう
この馬鹿馬鹿しさから やっと 解放される
生まれた意味すなわち最後の切り札としての使命を果たしたからね
ところで 庄司薫 という作家がいた 確か 某有名ピアニストの旦那さんである
そして 丸山真男氏の弟子であっただろうか 今はどうしているのだろうか
読者との約束があったはずだ 大恋愛小説を書くってね
それから この度 やっと 私の存在証明が 成功するのかも知れない
長くて 遠い道だった 少し 疲れたようである しかし 歩き通したようだ
道を塞いでいた大岩は すでに 破砕してある ゴールは近い
すでに 勝利を確信している これが 正統大和の戦い方である 負け戦はしない
F1のエンジンは 限界ぎりぎりで 作られている 私の兵糧も 尽きようとした
これでいいと思っている 命も投げ出してある 戦はこうしてするものである
姑息な下級精神及び商人根性の 与り知るところではない 自由は自由が切り開く
孤軍奮闘孤立無援克己勉励法華経宿王華一切種智慧開花於空閑荒野
而神仏宇宙自然生命黄泉受容祝福守護来幸福平穏日常日月照風吹哉
我思う故に我在り カントは決まった時刻に散歩した
さて 呉線には 最後まで 蒸気機関車が走っていた
日本で 蒸気機関車が走っているのは 三線のみとなっていた
中でも C59が走っていたのは 呉線だった
私は C59の姿が 好きだった
父 昭亮(あきのり)は 機関士だった 退職する頃は ブルートレーン を 牽引していた
少年の頃 呉線に 寝台急行安芸広島発呉線経由東京行きが走っていた
夕方になって 港町小学校で遊んでいると いつも 決まった時刻に 傍を疾走した
勾配を登る時は C62-02 スワローエンジェルが 白い蒸気を いっぱいに吐くのだった
下る時には 滑るようにして 走るのだった
それは 池田勇人の 仕業であったかも知れぬ
しかし それ以前に 池田隼人が 何故 あの頃 首相となったのか
もはや それらも どうでもいい 本来の汝が 目覚めている
そして 言うべき事もなくなった これ以上言っても 野暮である
そろそろ この一年間の 存在証明の旅を 終えることにする
十分である この度の旅で得た宝は 甚大である
これまでも 何度も 小さな祝福はあった 気づいていなかったわけではない
しかし 自己が満足していなかった
この度は 満足である ほしいと思っていた 究極の宝を見つけた それは 祖先だった
ここまでしなくてはならなかったのか 母は そこまでするかと あきれ顔である
おわりに 今 国民主権 主権在民である 公務員の使用者は国民である
国会議員も特別職公務員に過ぎない この意義 すでに 明らかと思われる
賢明なる国民の責任は重い 民主主義の世である 直接民主主義でもなく
間接民主主義でもなく 参加民主主義の時代であろうか あの戦争と
同じ轍を踏んではならない 民主主義も進化している 知性の台頭である
愚かな 民間テレビ界に迎合することはない かれらは マネーの奴隷である
これにて 了 とす