【若者達へ託す未来】 嵐は三日と続かない。しかし、この三日が長いこともある。夜明けは近いが、夜が明けないと、夜明けを実感できない。精神の嵐は、その深刻さに於いて、比類ない。それは、未知の世界での旅路である。生還する者は少ない。世間は未知なるが故に、解釈を超えている。しかし、その世界は何時か開かれなければならなかった。人類の存続の条件でもあった。物質文明が、精神文明へと移行する。それは、人類の課題としてのプログラムであったのかも知れない。新しい地平である。これが、進むべき道である。現代文明は、このままでは、限界である。中国及びインドが、資本主義的消費文明を成就するとき、環境問題から、地球がどうなるか考えてみると、およそ、温暖化傾向に拍車がかかる。南極の氷が溶ければ、水位は6m上昇すると聞いたこともある。世界の港湾都市がどうなるか。現代の若者は、お金が無くても生活を楽しむことを既に知っている。彼らは、すでに、その抗体を手にした。彼らの感性を大切にすることで、彼らは新しい時代を創るであろう。問題は、現代社会の諸リーダー達だ。淘汰は免れないのかも知れない。長い魂の遍歴である。早く気づいた方が良い。今、理念として、克服するべき問題は、お金である。いくら装ってもお里は知れる。ひよこがいくら隠れても黄色い足が見えている。権力及び武力の問題は、理念的には解決された。実践はこれからであるとしても。幸せとは何かを考えるとき、公理としての理念の発見が第一である。次は、定義。そして、定理。人間レベルが考えることができるのは、定理に過ぎないのかも知れない。ここに、畏れがある。畏れを知って始めて謙虚になれる。思い上がり、勘違いの、人間レベルである。定義を間違うとどうなるか。理の当然である。公理は自然。因って普遍・不変・不二である。これをも認めることのできないかに見える、世の諸リーダ達である。戦争開始も、時のリーダーの意思決定に過ぎない。責任はある。現代社会が喪失していたのは、知性の秩序である。諸問題は必ず解決できる。      

美しい心 優しい心 強い心 (NHKラジオ深夜便 2005/11/21 4:48am 「母子地蔵に救われて:ダウン症の子と共に」より)

精神一到(一刀)何事か成らざらん。為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり。・・・本当である。イギリス議会は、 男を女にすること以外は何でもできるという。人類の夢、正しければ、見えない世界が、その実現に動く。祖先・諸精霊の夢でもあったのだから。信念が正しければ、隻手の音が聞こえる。間違っていれば、悪魔がささやく。世間は悪魔の声に支配されている。しかし、正直者の頭に神は宿る。これが事実である。これを忘れていたのである。