みつけたよ

みつけたよ。
なにをみつけたの?
この世の最高の宝だよ。

それってなに?
山奥に人知れずけなげに咲くツツジだよ。

なぁんだそんなことだったの。それだったらいつでも咲いているよ。
そうだよ。人に見られなくても陰ひなたなく咲いているよ。そして花は笑顔だった。

なんのことなの?
笑顔でいることで、かぎりない幸せを授かることができる。何でも手にはいる。今必要としているモノがね。愛が欲しい人には愛。お金が欲しい人にはお金。それはあるのだった。

ほんとう? ほんとうだった。
本気になって取り組むことで

それはある。
真剣さこそ大切だった。優柔不断ではいつまでも埒は開かない。今の君で十分だよ。臆する気持ちを捨て去ればいい。それがバカになるということだった。

それが素直さだった。その時、夢は必ず実現する。ないと思っていた。知らないだけだった。そして常なる笑顔に至る。

それが笑顔?
そうだった。笑顔こそ永遠の宝だった。周囲を喜ばせる。それが秘密だったんだ。周囲は人間だけではない。動植物と岩石を含むこの世の一切であり、宇宙であり、自然だった。それを喜ばせる。

それが花だったんだよ。花はどこへ。もう咲かないのかと思われていた。それが咲いたんだ。天が祝福している。地も喜んでいる。

福も来る。豊かさも来る。

永遠という幸せはこれだった。いつも笑顔でいることだった。難しく考えなくていい。これが本来日本の花=笑顔だった。

すべて喜びとなりました。新しい時代がはじまりました。代々の夢が実現しました。探していたのは笑顔でした。もとめていたのも笑顔でした。陰ひなたない永遠という笑顔でした。

それが愛でした。それが幸せでした。周囲を喜ばせるのです。水も空気も人のこころも。測り知れない幸せとなります。宇宙は待っていました。自然も待っていました。それはみつかりました。その花が咲いています。取り戻したのは熾烈な試練を通ってこの日本の花=永遠の笑顔でした。いい加減な時代は終わりました。