ロックについて

2009.08.16

  • ロックとは岩である。ロックという音楽ジャンルはそれを自覚したあるいは目指す人達の音楽表現だった。故に自由であり奔放である。それは心地よい風だった。いつか辿り着くひとつのゴールだった。ジプシーにもそれがあった。怖いモノなどない。そうした境地がある。如何にしてそれを手に入れるのか。山がある。頂上から見る景色は登ったモノしかわからない。登る道はひとつではない。失敗してもいい。いつでもやり直しが出来る。失敗からしか学べないことがある。この世は過去からの夢の実現過程だった。いつか至る。必ず至る。誰もが至る。仏とは何だったのか。大いなる智慧であり、精神だった。不思議な力を持っている。それに気づき、それを伝えることで仏となった。法華経には「仏を獲て後」といった意味の表現がある。どういう事だったのだろうね。ロック魂を獲てロックとなる。それは人を喜ばせる。茲にひとつの人生がある。誰もが愛でる。それは大樹が芽を出し、葉が出て、花と咲き、実と成るに等しい。それがタレントでもある。愚かなタレントはこれより生き残れない。時代は変わった。何故であるか。時の流れである。目指すべきは何か。知性である。感性である。やがて賢聖=幸せを知る。見える世界と見えない世界がある。前世があり来世がある。それは夢であり、現実とはちがうと思う。すべてこの世であることに気づく。それが仏だった。あるいは知らずともロック魂が目指していたのはそれだった。ジャズもそうだった。かつてはクラシックにもそれが秘められていた。聞くべきはそれだった。この世で幸せはある。伝えよ。
  • 彼は何かを探していた。彼がそれをしなければならなかった。それが見つからない限り、彼のこの世の人生はなかった。故に特殊潜航或いは埋没を余儀なくされた。彼は生まれた使命があった。代々の掟だった。家伝直伝秘伝螺鈿の槍。頼朝は伊豆に流されていた。彼は使命を果たした。新しい時代を開く。そのためには力を要する。学問を要する。開発に時間がかかった。無理もない。それが戦後だった。 彼は何を探していたのか。長い旅があった。そして見つけた。彼はいう。日本は大丈夫だよ。あまりにも愚かな時代があった。本来日本を取り戻す。どういう意味だったのだろう。茲に確定する。新しい時代。嘘と暴力より脱する。権力ではなかった。武力でもなかった。金力でもなかった。それは何だったのか。偏に見えないところに通じるチカラだった。本来日本にそれはあった。誰もがそれを手にする未来が今である。それが如来滅度の後という事である。これよりこれまでのあらゆる人類の夢が実現する。それは何だったのか。人類の祈りと願いは無駄ではなかった。それは聞き入れられた。彼の自覚がそれだった。彼の心は決まった。惑わされていた時代があった。悪魔は倒された。成仏消滅した。準備は調った。失われた自信をとりもどす。世界は待っていた。彼は必ず帰って来る。その時が来た。