成功論
- 何も怖れる事はありません。知ればいいのです。知れば不安はありません。悲しい歌の時代は去りました。喜びの歌の時代です。誰もが楽しくこの世を享受する。良い時代となりました。条件はただ一つです。それは正直です。今ある自分を思い切って表現すればいいのです。それが自信であり、勇気です。きっと幸せになれます。自由とは自分からの自由だったのです。無知蒙昧、無内容、無意味、無価値な時代は終わりました。ラジオもテレビもその例外ではありません。謎を解いて日本の基が目覚めました。日本の知性の時代です。世界を救うことが出来るのです。世界へ船出です。世界が待っています。準備は調いました。
- 精神を学問で練り詰めよ。そして個性となるのです。その時、不安はない。絶対の自信となる。自己人格の完成こそこの世に生まれた意味でした。内実のない浮かれた時代は終わったのです。単なる閥にすぎないテレビ及びラジオ界もその例外ではありません。何を流布したのですか。日本本来の知性を以て諸価値を復興し、日本は混迷より脱する頃です。愛とは何だったのでしょうか。動植物及び岩石も喜ぶ周波数でした。平和とは戦争の克服であり、その基はヒロシマでした。市民を犠牲に供する愚かさを知ったのです。自由とは思うとおりにして法を超えない。既に孔子が見つけていたことでした。平等とは誰もが本来の自分の能力を十全に発揮して生きることでした。夢が実現する時代となりました。思考が現実化する時代となりました。それは本来の自分となることで成就するのです。人生は過去からの夢の実現過程です。幸福の究極は何だったのでしょうか。黄泉の受容祝福守護だったのでした。その時、日月照らし、風が吹きます。絶対の自信はあります。自覚を要します。最終最後最大の敵は自分でした。これを倒して黄泉が頭を撫でてくれます。生まれた意味は何だったのでしょうか。
- 「成功を手に入れるために必要なものはただ一つ。素直で健全なものの考え方である。・・・(中略)・・・富は、人がある精神状態に達したときに、いとも簡単にやってくるのだ。ではどのようにして富を迎えられるような精神状態をつくりあげればいいのだろうか」。 [ナポレオン・ヒル著、『思考は現実化する』、p100]
- 「誰でもその気にさえなれば豊かで幸せな人生を送ることができる(アンドリュー・カーネギー)」。
- 「人間は哲学的・実践的に日々生まれ変わっていく。造化の理法に従って、自分を日々夜々造化してゆく。陰徳・陰功は、憐みの心で人を恵み救うより大きいことはない。真の智は物自体から発する光でなければならない。自我の深層から、潜在意識から発生する自覚でなければならない。これを「悟る」という。「悟らせる」「教える」の真義は、頭の中に記憶したり、紙の上に書きつけたものを伝達することではない。生きた人格と人格との接触・触発をいう。撃石火の如く、閃電光にひとしい。これを覿面提示と名づける。これあるを得て、初めて真の霊活な人物ができるのである。つまり全生命を打ち込んで学問する、身体で学問すると、人間が学問・叡智そのものになってくる。真の教育者:学問にて練りつめて徳を成したる人。自分自身をその対象に没入し深潜する。他の人々や環境を薫化し改善する力。魂の感動に基づかねば真の生命を得ることはできない[苧坂光龍著『提唱無門関』より]」。
保臣 『何傷録』
- 「人と生まれては高きも賎しきもせねばならぬものは学問なり。学問せねば吾身に生まれつきたる善あることもえ知らず、まして他の人の徳あるも、なきも、弁へず、また昔を盛んなりとも、今を衰えたりとも知らず、いたずらに五穀を食ひて、前むきて歩むばかりのわざにて、犬猫といはんも同じことなり」。
鈴木大拙『信仰の確立』
- 「存在の理由に徹して信仰を確立した人は、自分がいつもこの世界の中心となり主人公となる。(中略)自分の存在はいつも宇宙の中心となっていることを自覚したからである。事実は事実としても、自覚がないと、その事実が死んだ事実となってしまう。これが妙である。自覚にそんな力があるとも思えぬが、あるから妙ではないか。こうなってくると、天地開闢以前の神の心地が自分の心地になると言うても、さして誇張の言葉とも思えぬ」。
ナポレオン・ヒル著、『思考は現実化する』p91
- 「思考は強力なエネルギーを持っている。それ故、思考が明確な目標、忍耐力、あるいは強い願望とあいまって成功に向かって作用し始めるとき、思考は強烈な実体になる。こうして、人間は自分が考えているような人間になるのである」。