答えはあるか

2009/09/29

  • トンネルを抜けると、呉の港が開ける。大きくカーブするその軌跡は新幹線が東京駅へ入線するときのRと同じ感覚がある。東海道線を走っていると、富士が見える頃のカーブも同じだった。呉の港がある。茲に確かに大和がいた。長門もいた。トラトラトラトラ。ハニホヘトイロハ。ト長調。空空空空。ロトは石となった。何故だろうね。いうことを聞かなかったからだった。故に義経は討伐された。黄泉の認めた征夷大将軍は頼朝だった。天下を取るという。信長は京都を目指した。目前で夢は下天となった。何故であるか。あまりにも野蛮だった。どのようにして天下を取るのだったか。偏に黄泉に認められることだった。法華経に曰く、淳善の地に住するなり。イエスの復活はあるか。ある。今日、再びトキが大自然に放たれた。今度は間違いなく繁殖するだろうか。追跡調査するという。今までもそうだった。知らないわけではなかった。鬱陶しくもあった。それで敢えて無視した。それほどまでに自信を失っていた。そしてそれにしては過酷な日々だった。力をつけるしかなかった。それが宿命だった。今更何をすれば良かったのか。それがわからなかった。それほどの試練があった。世間に負けていた。餌食にされたよ。そして改めて世間と自分と真実を見つめ直した。するとどうだろう。あなたがたは如何にもいい加減である。それで良い暮らしをしていた。許せないと思った。しかしいつまでも貶められた。力を開発するしかなかった。本来の力だった。どのような力であったのか。ヤタガラスの話は何処でのことだったのか。巧妙だったね。しかし見抜いた。もはや彼は無敵であるという。どういうことだろうね。トキの学名はNipponia nippon。時代は確定した。彼はいう。最後の要件は何だったのか。自覚である。まさかだったね。事実である。もはやどうにもならない。彼は羽ばたいた。カモメのジョナサンのように。えさの取り方も学んだのであろう。アオサギから。このようなことは希である。しかしあるのだった。父のトキもそうだった。祖父のトキもそうだった。誰も教えてはくれなかった。そうしたモノだった。千尋の谷をはい上がるしかなかった。そしてジャグル大帝レオであるか。あるいは三つ目が通る。ブラックジャックかも知れないね。フェニックスは東千田町広島大学正門前にあった。中核の立て看板と一緒にね。惑わしてくれたね。取り戻すべきモノがある。彼は最後のチャンスをモノにしたのだろうね。彼こそ彼だった。彼はいっていた。武士には少なくとも精神修養があった。それを知らない階級がしばらく勝手した。そしてどうなったか。あまりにも本来日本を知らない。風神雷神を知らない。聖徳太子は知っていた。テレビ界及び芸能界並びにアメリカ帰りの支配者階級及び早稲田閥に問う。本来日本をどうするつもりであったのか。答えはあるか。ないのか。ないままに何をしてきたのか。各々覚悟あるべし。容赦ない。本来日本の本懐がある。これより日本を立て直す。悩んでいた。闇夜の故だった。日が昇ったよ。討つべきは討った。故に日本晴れである。彼はいう。日本を掬う。彼はいった。アメリカがヒロシマを見つけたのは正しかった。候補地には奈良も京都もあった。しかし頼朝は伊豆に流されていた。そして世界は待っていた。日本は何を学び、何を提供するのか。それは現代戦争は庶民を盾とする意味に於いて無価値と決した。即ち、殺戮なくして平和を勝ち取る。誰もがいえることではない。いつか果たす彼の約束だった。彼の生まれた意味だった。彼は生まれた使命を果たした。これが彼のいう庶民解放だった。確かに新しい時代が切り開かれた。証明済みである。天は喜んでいる。これを以て天下を取るという。権力も武力も金力も及ばない。彼は見つけなければならなかった。答えはこれである。人類の祈りと願いは平和だった。