世界史における今
2010年07月29日
- かつて鎌倉時代がありました。それは日本史においてのことでした。かつて世界は地中海でした。その後、大航海時代を経て、世界は地球となりました。そして今、世界は宇宙となっています。波動の法則に気づき、ワンネスこそ一乗=普遍の愛でした。日本においてかつて、一実の道が説かれていました。それは大乗であり、一乗であったのです。しかし三乗として広まりました。その後、それも見失ったかのような時が流れました。ここに、広開三顕一の席を立つということがあります。日本において最初に立たれたのは聖徳太子でした。さて今、世界において何が起きようとしているのでしょうか。恐竜が滅びるに等しいのです。パラダイムの大転換です。私たちは常に生命体として進化しています。すなわち、日本史における鎌倉時代が、世界史における今であると言って良いのではないでしょうか。そして第三の波は昭和56年のことでした。その後、第四の波は創造性の時代といわれていました。創造性は神の二つの性質の一つ(見える世界)であり、もう一つ(見えない世界)の性質である普遍の愛に対して反力として作用するということは、インド哲学において既に明らかにされていました。私たちの最後のふるさとは神でした。らせん構造的に私たちは上昇しています。ある時、真実が垣間見えます。それは何だったのでしょうね。道しるべが見えていますか。新しい時代は直観の時代といわれています。それは物質と精神のアウフヘーベンです。私たちはその時代を迎えようとしています。意志の力でも努力でもない、新しい力が必要とされています。それは何だったのでしょうか。権力でも武力でも金力でもない、永遠の力があるのです。それは何だったのでしょうか。それが明らかとなる頃を迎えたのです。私たちは本当の幸せへ、面舵いっぱいです。彼は感じていました。子供の頃から。しかし、これが真実であるとはっきりするまでには、孤独な月の沙漠の旅がありました。道元曰く、「激揚の時を待つ故に」。いつその時がくるのだったのでしょうか。それが謎でした。『ルーツ』もありました。『仁義なき戦い』もありました。常にそうだったのです。新しい時代を迎えるためには、古い支配構造が克服されなければならなかったのです。フランス革命もそうでした。そして目覚めるべき時が来るのでした。姿の見えない多宝仏は言います。十方の仏を帰し集めよ。その時、姿を現す。本来日本は滅し給わず。原爆の火を以てしても。日本精神骨抜き占領政策は失敗に帰しました。