世界
目覚めれば 世界は一つ なりにけり
世界とは 己と自然 渾然一体
我思う 故に我在り 世界有り
有無なれば 世界は生死 ひとつなる
我在りて 世界有るを 自覚とす
意思一つ ほかには何も 無かりける
決断と 共に世界は 開け行く
悟りとは 我在る事と 知りにけり
我或るは 唯我独尊 我田引水
刃向かえば 黄泉の裁きを 待ちけるを
何思う 魂不滅 格差り
魂を 開発し終えて 白い雲
宿王華 この世に咲くは 希にけり
しかれども 確かに咲ける 宿王華
大和なる 櫻は咲きて 宿王華
雷を 落とすも自由 宿王華
天下とは かくも陽射しの あたたかく
神仏の 守護を取り付け 風の吹き
勝負無し 構えですでに 決まりけり
唇の 寒しを知らぬ 似非学者
権力を 履き違えたる 知識人
この世をば 誰の世と 思いしか
修行あり 日月照らし 風の吹き
自由とは 自由なる也 絶対の
魂の 奥より来たる 如来なり
如来とは 悪を離れて 顕現す
知らずして 我を基準の 世間なり
何をして この人生 過ぎ越しぞ
この世にて すべては黄泉に 記録在り
神仏の 守護とは何と 心得る
実存が そのまま自然に 反射して
そのような 魂生まれ 世界なり
君が代の 秘密開けて 大鏡
我は行く 真実世界を 開かんと
誰と行く 地獄必定 世間なり
カルバンの 夢は破れて 青い空
呪縛とは かけたものしか 解けはせぬ
この世をば 愛と平和は 祈りなり
人間の バベルの塔は 崩壊す
真実は 己の意思の 結実か
自信なき しばし青春 去りにけり