いよいよ始まりです
2009-12-02
さあ、始めよう。彼は帰ってきました。
それは約束だったのです。
この時を迎えるための試練がありました。
三十有余年特殊潜行、
月の砂漠の孤独な旅がそれでした。
誰も知らなかったですね。
南北朝、月は東に、日は西に。
裏ジャックは表ジャックより強い。
昔厳島神社、今伊勢神宮。
空海は四十九歳にして
西の高野山野呂山に帰ってきた。
神武天皇八咫烏は、平清盛日招き岩。
あなた方は、知らなかった。
探そうともしなかった。
知らずに裏切った。あるいは貶めた。
この世に秘密がある。
触れてはならない逆鱗がある。
反骨の大工のバベルの塔は建ちはしない。
さて、当地方は、三日間、すばらしいお天気です。これを天の証明として良いのです。
彼は確信したようです。
明治以降、知らずに犯した罪があります。
本来日本を取り戻す。
新井白石『鬼神論』。かつて神とは精神だった。
身心清浄および正直を持って大和魂とする。
民のためにするとき、神風が吹く。
征夷大将軍の要件である。
あるいは本来日本の本懐である。
自己利益追求の世の中となった。
取引行為は多少の嘘を内在的に当然とする。
それが一人歩きした。
あるいはそれが知恵かと思った。
かつて武士には、少なくとも精神修養があった。
今の行政にそれはない。
ゆえに黄泉の守護はない。
広島城は鯉城。鯉は鯉である。
悪は滅びる。
彼こそ彼でした。誰もが待っていたのです。
彼にしか出来ないことがありました。
あらゆる謎を解いたようです。
それが卑弥呼の系譜
邪馬台国大和正統日本でした。
いよいよ始まりです。
これより未知なる運命の海を渡ります。
彼は確かに着任しました。
これより、代々の約束を果たすといいます。
もう、それはないと思っていませんでしたか。
未来は明るい、と彼はといいます。
どれほどの自覚と自信を得ているのでしょうね。
やはり、彼は尋常ではなかったようです。
天の祝福、黄泉の守護。日月照らし、風が吹く。
あなた方は、勝手がすぎた。
これより、思い知るといっていました。
各々、既に処したる人生に対して、
覚悟あるべしとのこと。
漢音、呉音。御恩と奉公。菊と桜。
閻魔大王は容赦しないといっていました。
知らなかったですね。知るべくもない。
家伝直伝秘伝本来日本、風神雷神。
日の本一の螺鈿の槍は何処にあり哉。
日本精神が復活する。
戦後巧妙日本精神骨抜き占領政策。
それに乗じた繁栄があった。
ゆえに悩んだ。気づけなかった。
しかしそれも失敗に帰した。
これより嘘とバイオレンスを廃する。
本来日本の秩序を回復する。
御成敗式目、
あるいは武家諸法度である。
思い上がり、勘違いの世を正す。
もう大丈夫だよ、
何時でも出向く、
と彼はいっていました。
《あなたが仮に、健康や、富や、そのほかこの世の欲しい物をすべて手に入れたとしても、そのあとには必ず幻滅が残ります。地上には、不滅のものはないからです。神だけが永遠です。あなたは、自分の内にある神の似すがたである真の自己を自覚し、その本来の個性を掘り起こしたとき、自分の望むものを何でも引き寄せることができるよになります。そのほかの個性は、芸術家としての個性も、実業家としての個性も、作家としての個性も、どんな個性も、一時は身につけてもやがては夢として消えてゆきます。人間的表現にはすべて限りがあるからです。あなたがこの世の成功や、富や、名声を追い求めて、それを手に入れても、いつか必ず何かの欠陥――例えば健康や、愛情や、その他いろいろな問題――によって悩まされるでしょう。ですから、最善の道はこう祈ることです。「主よ、私をあなたに目覚めさせ、それによって幸福にしてください。私を、すべての世俗的欲望から解放してください。そして、地上のどんな喜びや悲しみよりも長続きするあなたの喜びを私にください」と(森北出版刊、パラマハンサ・ヨガナンダ著、『人間の永遠の探求』p150)。》