2014年 12月 1日



彼は言う。いつでも勝負する、と。何を以て大言壮語するのだろうね。彼の除籍謄本は広島市中区区役所に眠っていた。請求して3時間半待たされた。手渡す時の官吏の手は震えていた。その一通で六代遡る。不思議であるのは、原爆の火を以てしても失われていなかったことだった。

地球温暖化のエネルギーはしばらく深海に留保された。やがて地上で加速する。その時、どれほどの異常気象となるのであろうか。竜巻及び集中豪雨が日常茶飯事となるだろう。そして右往左往するのであるか。反省するべきは産業革命である。ソドムの市となって滅びないために。

明らかに地球が温暖化している。化石燃料の大量消費の結果である。オゾン層も破壊された。核実験競争が地球環境破壊に拍車をかけた。それでも政財界は反省しない。異常気象で人類はどうなるのだろうか。結果が出てからでは遅い。考えるべきことがある。それが日本の仕事である。

そしてついに為した仕事に対して正当な報酬をもらったことがなかった。ある市議会議員もそうだった。ある衆議院議員立候補者もそうだった。当然破綻する。今思えばそれが過去からの因縁だったと気づいた。よほどのことである。懺悔するしかなかった。懺悔したよ。これからだね。

本来日本、滅し給わず。彼こそ彼だった。しかし埋没した。知る人は知っていると信ずる。成績は10段階評価で10を9教科中8つ並べた。総勢160人鼓笛隊の総指揮もした。テニスでは県体選手だった。しかしある時より埋没した。かつての同級生は少なくとも知っているだろう。

この度の株価の上昇に実態はない。バブルに等しい。怖いね。日銀も政府の一部となってしまった。もしも日本経済が破綻するとどうなるのだろうね。恐ろしいシナリオが待っているのだろうか。あまりにも実態のない株価の上昇である。中東石油資本が作為してのことだろうか。怖い。

本来日本、いかなる国だったのか。明らかとなった。黄泉にて裁く。各々、覚悟してこれより生きるが良い。それを確かめなければならなかった。そのために生まれていた人生もある。不思議な人生だったね。成就したんだね。よかった。日本は日本である。あなただったのですね。

腐敗及び堕落が人生ではない。それは無価値である。どうしてこのような世の中になったのであったか。それが敗戦ということだった。まんまと日本精神が骨抜きにされてしまった。それが占領政策だった。権化はテレビ界。見抜かれている。本来日本、滅し給わず。彼は生きていた。

彼の知性は尋常ではなかった。だが、埋没したのだった。どうしてだったのか。いずれにしてもこの世での幸せはすべて失った。結婚も就職も。それほどのことがあった。この世を恨んでもよかった。それはしなかったようだ。井伏鱒二『山椒魚』の末尾は削られていた。

まだ終わってはいない。これからだよ、と風の声。

埋没していた。それには理由があった。どうにもならない理由があった。