集中力
この世に生まれた意味は何であったか。持って生まれた自分を十全に咲かせることであった。過去世があって今世がある。今世があって来世がある。過去世の終わりが今世のはじまりである。今世の終わりが来世のはじまりである。代々の魂の遍歴がある。厳然として格差がある。それを無視愚弄破壊した。己に恥じるところ無き精神が大和魂だった。何時の頃からか、それを失った。戦後教育の盲点だった。それで何が蔓延ったか。日本の純粋精神は瀕死に至った。住むべき空間はなかった。ここに至って開発するべきものがある。精神力である。ゾンビが流行る状況では、この精神は発揮できない。むしろ負ける。負けるとどうなるか。自己を破壊する。これが戦後の状況だった。欧米が何もかも悪いというのではない。往々にして悪が蔓延る。それを制御できなかった。欧米文化にも良いところがある。それを継受する。あるいは、受容する。そのフィルターがなかった。そして、日本はどうなったか。その権化がタケシの映画のグランプリだった。日本の恥だった。それを栄誉かと思った。精神は本来真面目である。西洋に於いてもそうである。仕事を成すのは精神力である。精神力が亦集中力である。これなくして仕事は成せない。真剣勝負である。ところが、今、成功論者は言う。70%の仕事で良いのだと。職人的ではないね。マイスタージンガーではないね。安全ではないね。本来の日本の勤勉さではないね。あまりにもアメリカ的である。かつて、日本の工業製品に欠陥は殆ど無かった。今、日本の家電製品に、欠陥が多い。忘れてしまったか。本来日本を。思い出さないか。本来日本を。
全ては知らしめんが為にある。何を知らしめんとしたのだろう。成功の秘訣は何であったか。好い人間関係だった。或る衆議院議員選挙で事務局長をしていた頃のことだった。敵を味方にすることというメモを或る町長から頂いた。その頃は、まだわかっていなかった。しばらく、あらゆる人間関係を壊した。何故だったか。自分を理解してくれないと思ったからだった。そしていつも自分が悪役を演ずるのだった。とことん突き進むことを躊躇った。正義とは何であったか。勝てば官軍であるか。相手に知らしめることをしなかった。今は違う。知ってしまった。何を知ってしまったのか。自分自身を知ってしまった。そして、見えない世界はある。すなわち黄泉である。黄泉の守護を取り付けることである。そこより、絶対の自信が来る。空海の説いたのもそれだった。そして、それは生まれながらにしてあるのだった。例えば、あるタクシーと私のバイクが接触した。はじめはおだやかだった相手方の専務だったが、こちらのバイクも壊れていると言った瞬間、豹変した。私は言いなりになった。しかし、半年もしないうちにその方は癌か何かで亡くなったと聞いた。また、ある頃、付き合っていた方の姉に当たる方に、別れ話にいくらか請求された。それも飲んだ。皆から馬鹿だと言われた。すると、その姉に当たる方も、半年もしないうちに癌で亡くなった。偶然であったのであろう。しかし、事実である。今思えば、その他にもこうした経験は枚挙に暇無い。言えないこともある。私或いは私たちが悪を為せばどうなるか。私を裏切るとどうなるか。私たちを裏切るとどうなるか。当事者は気づいていない。こうしたことも何かを知らしめんが為であった。何を知らしめんとしたか。クワバラクワバラである。しかし、こうした黄泉の力を自覚するには時を要する。黄泉の力とは祖先の力である。自分がそれだけの試練に耐える必要がある。神も守護する相手を試す。これが古来卑弥呼の系譜邪馬台国大和正統日本の秘密であった。また、それは家伝直伝秘伝である。そして、その種は誰もが持っている。それを一切衆生悉有仏性という。何を知ってしまったか。好い人間関係こそ財産である。それが有縁一切である。これからその構築に入る。失った何か大切なものとは何であったか。本来古来日本の有縁であった。それを取り戻す。尊祖父千畝には子供が14人いた。今はどうか。私は孤独である。何故か。ペリー来航に乗じた下級精神明治の故だった。その後その支配が続いた。第二次世界大戦もバブルの崩壊もそれ故だった。恥を知るべし。古来大和上級精神は清浄を以て旨とする。それを取り戻す。私の使命はそこにあった。それを知るにはどれだけの試練を要したか。私は広島から出ることは出来なかった。当然であった。祖先は私に期待していたのである。生まれた時から。具体的にはどうするのか。私が幸せになる。幸せを掴む。少なくとも芥を払うこと三十年。それだけの修行はしている。問答あるならするが良い。何をし来たるか。何を裏切ったか。本来古来日本を裏切った。その事実はすでに証明済みである。旧約聖書に400年周期説が秘められていた。その完成は前後七年である。今年は2007年である。成就の年である。成就せ令める。刃向かうは黄泉が裁く。その守護は取り付けてある。法華経宿王華。一切種智慧。一斉開花。いつまでも愚弄させはしない。日本の春である。 400年来の春である。或いは千年、二千年来の春である。春は来た。自由である。解き放たれた。大空を飛ぶ。やっと飛べる時節を迎えた。長い冬だった。閨房においても王を呪ってはならぬ。小鳥がそれを運ぶから。思考は現実化する。王の目、王の耳。王に知られた時が終わりの時である。黄泉が動く。黄泉もこの時を待っていた。年貢の納め時である。観念するべし。あるいは覚悟するべし。神は畏るるべし。仏は誉め奉るべし。真実真理顕現。何を勝手し来たるか。雲は龍に従う。それにも理由がある。鯉の滝登り。広島城は鯉城である。何故に原爆は広島と長崎であったか。何を根絶やしにしようとしたのか。しかし、頼朝は伊豆に流されていた。最も安堵するべきはアメリカである。