【ブレイク】
われに心の悦びと
心のすこやかさあり
われの愛する妻ありて われを愛す
わが身体 これすべて実なり
おのれを愛するほどに他を愛し
他にあがむるものはなく
おのれほど偉大なるものを
知ることあたわず
【ヘッセ】
内面への道を見つけたものには
燃える自己沈潜の中で かつて
自分の心が 神と世界を ただ
形象 比喩として 選ぶのを
知恵の核心をおぼろに感じたものには
すべての行為と思考が
世界と神を含んでいる
自分の魂との対話になる
時の来て確かな未来開かんと薄紫の蝶は舞い降り 【2008/10/01 呉市休み山山道】