電光石火 覿面提示
2012-03-09
或る高裁長官の講義の中で「裁判官にも色々な考え方の人がいる。それで善い。裁判所も社会の縮図であるから」ということを聞いたことがある。だから三審制で裁判を受ける権利が保障されている。さて、学校教育において組織率100%及び同和教育基底論に起因する反動として今、校長に権限がすべて集中した。そうしなければ、あまりにも左翼化した空気を中道にもどせないかららしい。それを以て本当に教育改革があるのだろうか。学校教育界における資質の問題がある。その点を看過できない事実がある。だからと言って、校長にどれだけの資質があるというのだろうか。色々な考え方の教師がそれぞれ忌憚なく議論し、合意形成していくべきではないか。そして各教師の意識改革が必要であるのではないか。ある時は労働者意識であり、ある時は支配者としてふるまう。そのあたりを自ら分析して反省するべき時に来ている。意識改革が最も遅れているのが学校教育界であるのは、明治学制以来の身分の保障があるのは、公務員としての特権である。此処百年、教師の意識に変化はない。もう時代遅れとなっていることに気づくべきだね。少なくとも強制及び命令的な態度は通用しない。子どもたちはそれに反抗している。子どもたちは素直だよ。従順だよ。むしろ本質を見抜く。彼らは先ず、教師の目の色を見る。そして言うことを聞くかどうかを決める。みんなで幸せになろうよ。少なくとも、自分にとって都合の善い子どもだけを囲い込んで、都合の悪い子どもたちを排除あるはヘイトすることは善くない。そうした教師が明らかにいる。すべて見抜かれているよ。見抜いているのは上司ではない。黄泉だよ。天知る、地知る、人知る、我知る。これまでは隠せたね。もはや隠せない。電光石火、覿面提示。もはや時代は代わったよ。そろそろ教員意識改革の頃だよ。安楽に生きてゆけるように。