日本の伝統文化

2013年07月24日

  • 昨日、東広島に行きました。ある伝統工芸士の方とお話をすることが出来ました。伝統工芸としての広島仏壇をいくつか見ることができました。精緻な七匠の技に感銘しました。まさに美の世界です。伝統工芸を日々の生活の中に取り入れることが出来ると、人生が変わるでしょうね。日本の伝統文化を絶やすわけにはいかないですね。氏は現代世相を憂えておられました。伝統工芸を知ることによって物を大切にするとが出来る。そうすれば、あらゆる他者を大切にすることが出来ると仰っていました。ここに本来日本のやさしさの淵源があるのではないでしょうか。仏壇業界においても今、市場主義原理が席巻しています。本来の価値よりもむしろ何か得体の知れない原理が支配しようとしているのです。多くは日本伝統の技法を離れて、たとえば海外で生産し、仏壇を安価に提供しています。そこに本来日本精神はないのです。そうした今、本来日本の精神に基づいた伝統工芸が苦境に立たされているのです。このままでいいのでしょうか。縄文文化に基づく漁船の大漁旗は今、本来の大漁旗を離れていろいろなグッズに転用して生き残ろうとしています。このままでいいのでしょうか。本来日本、守るべき伝統文化があります。それは現代世界の潮流であるシェア=市場原理の外の世界です。このままでは世界は滅びます。世界は待っていたのです。それは何だったのでしょうか。本来の諸価値ではなかったでしょうか。それらが日本にあるのです。見直しませんか。本来日本の伝統文化を。世界を救うに足りる苦難を越えた職人・匠の精神を。


書店に立ち寄って

2013年07月29日

  • 久々に書店に寄ってみました。すると、たとえば『死んでも死なない』というタイトルの本が積まれていました。著者は昭和56年某大学卒でした。以前にあったある日の情景がまるでデジャブあるいはフラッシュバックしました。その時も転機で、本屋さんへ行きました。すると、それまでは店頭で見かけたことがなくて、知りたいと思っていた内容の本が何冊もまるで魔法のように並んでいたのです。思わず、数冊も購入したことでした。不思議に思ったことでした。今回は手に取るだけで、購入には至りませんでした。ショックでもあり感謝でもありました。